アフターピルを飲めない人

アフターピルを飲めない人

アフターピルが飲めない人は?

喫煙女性はアフターピルを飲めません

緊急時の避妊方法としてアフターピルの有効性は日本でも広く知られています。

 

いざという時に、望まない妊娠を回避する最善の方法の一つなのですが、お薬である以上どうしてもプラスの効果だけを期待することは難しいです。

 

アフターピルには「吐き気」「頭痛」「倦怠感」といった副作用の発症が確認されています。

 

効果が高い分、有効成分が避妊以外の方向に働くことも仕方がありません。

 

ですが、それとは別に「アフターピルの服用が望ましくない人」というものがあります。

 

以下の条件に合致する場合、医療機関でアフターピルは処方されず、個人輸入での利用も避けなければなりません。

 

まずは「血栓症」や「がん」といった病気を患っている人です。

 

これは、アフターピルに含まれる「エストロゲン」が大きく関わっています。

 

血栓症に関しては、エストロゲンの持つ「血液を固まりやすくする作用」が問題となります。

 

血栓症を患っている人がエストロゲンを摂取すると、血栓症の症状が悪化しやすくなり、命にかかわることもあります。

 

同様の観点から、産後や手術後のように血栓が問題となる状態の人も、アフターピルを服用することは危険です。

 

がんについても、エストロゲンが問題となります。

 

詳しいメカニズムは解明されていないとは言え、「子宮がん」「乳がん」といったエストロゲンが関係している可能性が高いタイプのがんは、アフターピルを服用するとそのリスクを高めることになります。

 

同様の観点から、子宮筋腫などのエストロゲンやホルモンバランスが関わっている病気を患っている場合、アフターピルを服用することは避けなければなりません。

 

次に、「喫煙の習慣がある人」はアフターピルを飲めません。

 

これは喫煙が、というよりも喫煙によって血栓症のリスクが上がることが問題です。

 

要するに、タバコもアフターピルも血栓症のリスクを上げるものであるため、1日15本以上のタバコを吸う習慣がある女性にはこれを処方することができません。

 

ただし、禁煙すればアフターピルを服用してもそこまで問題にはなりませんが、喫煙直後はまだ危険であると言えます。

 

次に「妊娠中の女性」もしくはその可能性がある女性は、アフターピルを服用することはできません。

 

というよりも、そもそも意味がありません。

 

避妊用に処方されるアフターピルを、既に妊娠している女性に処方しても既に遅いです。

 

妊娠中にアフターピルを服用した場合、妊娠中絶や奇形児などの妊娠中の問題が生じる可能性があり、危険であるため処方できません。

 

婦人科でアフターピルを処方する際には、多くの場合は簡単な問診だけで処方されます。

 

しかし、医師が必要であると判断した場合、妊娠検査などの検査を行うこともあります。

 

それは、上記のようなリスクが有るためであり、問診や検査の結果からアフターピルの服用に対してリスクが有る場合は、医師はアフターピルを処方しません。

 

問題があるのは「個人輸入」で購入する場合です。

 

個人輸入は医師の処方を必要とせずに処方せん医薬品を入手することができます。

 

有名なアフターピルのアイピルや、ポスティノールなどが処方箋無しで通販できるうえ、手軽な上に診察費などのコストがかからないので一般的に安い値段で医薬品を購入することができます。

 

しかし、「誰でも購入できる」という点が、上記の処方におけるリスク回避を無視してしまうことになるのです。

 

つまり、血栓症やがんなどのアフターピル服用に対する身体的なリスクを持ちながら、アフターピルを服用する機械を得てしまうということになるのです。

 

時に命にかかわる可能性があることを考慮すると、危険なことであると言えます。

 

そのため、今までアフターピルを服用したことがない人は、婦人科を受診して処方してもらうことをお勧めします。

 

アフターピルには「72時間以内(できるだけ早く、中には120時間以内のタイプも有り)」という制限時間がありますが、アフターピルは前述の通り簡単な問診だけで処方してもらえるので、その日のうちに入手できます。

 

受診が遅くならない限り、アフターピルを服用するのが遅くなるという心配はありませんが、週末や旅行先にアフターピルが必要になることもあり得ますので、保険として自宅にアフターピルを1,2個持っておくと安心ですね。

 


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